寒狭川は、愛知県東部奥三河地域を流れる河川で、豊川(とよがわ)の上流部の名称(別称)です。新城市にあるかの有名な長篠城がそびえる断崖の南側で支流の宇連川と合流し、そこから豊川と名を変え下流へと注いでいます。

その合流する側の宇連川の上流には宇連ダムがあり、このダムに堰き止められた鳳来湖が、豊橋市や豊川市など、東三河地域一帯約80万人の方々にとっての水がめとなっています。その鳳来湖(宇連ダム)の貯水率が一昨日、ついに0パーセントにまで落ち込んでしまいました。

雨少なく・・・宇連ダム貯水量「ゼロ」に 1985年以来 別のダムから導水も 愛知 (メ〜テレ)

貯水率が0パーセントにまで落ち込むのは1985(昭和60)年以来とのことですが、しかし豊川水系の水不足は比較的頻繁に起こっている印象がありますね。私が愛知県外へ転居したのが1984(昭和59)年の夏でしたが、それまでの在住時には水不足のニュースなど聞いたこともなかったのが、1年後の夏に長久手の大学病院に入院した際には大きなニュースになっていて、水不足のイメージがなかった愛知県内でまさかと子供心に思った覚えがあります。現在、天竜川にある佐久間ダムからの導水なども行ない凌いでいる状況で、関係する各自治体では節水が呼びかけられています。

昨晩から今朝にかけての雨で少しでも潤ってくれたらよいのですが・・・それでも一日降ったぐらいでは挽回は難しいのでしょうね。