名古屋・東海ローカルCM 備忘録

名古屋を中心とした中京圏の70年代から90年代にかけて放送されていたCM動画を主に取り上げています。
動画サイトに数多アップされているCM動画を、自分が探しやすくするためのメモみたいなものです。
…のつもりで始めましたが、最近では単なる愚痴や共感を得られるあてもない儚い自己主張の場と化しています。

久月(本社:東京)

名古屋の植民地



「久月名古屋店」さんが日進市にあり、「豊橋中日ハウジングセンター」さんが豊川市にある。そこかしこに “植民地” はあるのです。

JR岐阜駅前に林立する超高層マンションの数々は、むしろ岐阜よりも名古屋に近い一宮や春日井よりも名古屋の良い影響を享受できているといえるでしょう。もちろん岐阜の皆さんもそれがわかっていて自虐的になりつつも受け入れているわけですね。

桃の花に嘆きを込めて



百年先も雛祭りの風習が残っているのだろうかと問われたら
十年先すら怪しいと思い
百年先もテレビCMなんてあるのだろうかと問われたら
そもそもテレビなんてものが残っているのだろうかと思う

十年先もあの国が残っているのだろうかと問われたら
一年後すら怪しいと思い
一年先もあの男がのさばっているのだろうかと問われたら
いっそ今すぐにでも消え失せて欲しいと思ってしまう

ひと月後にはとんでもない世界に変わり果てているかもしれないとか思いつつ
明日くらいまではいつもどおり来るような気がしている
今この瞬間に起きていることなのに
歴史の1ページを見ているような気持ちになっている

ジェンダーレス



身体的な性別の差を「セックス」、身体的な性別の差を前提に社会的・文化的に作り出された性別の差を「ジェンダー」というのだそうです。つまり「ジェンダーレス」とは、この意図的に生み出された性差を世の中から取り払っていこうという考え方を指します。

ということは、雛祭りや雛人形といった風習も、“文化的に作り出されている性差” ということになりそうですね。現に、男女の衣服の違いにまで目をつけその区別をなくそうとする動きも「ジェンダーレス」化の表れと言われるのですから。

世界的な潮流とやらが、時代を超え受け継がれてきた風習をも駆逐しようとしているのでしょうか。

こはかすがい



嫌なニュースを目にすることがあまりにも多いです。「子は鎹(かすがい)」と言いますが、子供がいてくれるおかげで夫婦円満が保たれるのだ、というその例えもなんだか虚しい。だって、夫婦円満以前に、家庭の中で蔑ろにされているのが他でもない子供であるというケースが、この世の中にはたくさんあるということなのですからね。

「ずぅーっとずっと家族です」

当たり前だと言われそうですが、でも、その当たり前だったはずのことが、当たり前とは呼べなくなっている例が、実際身近にもあるのかもしれない。

和合ゴルフ場前久月名古屋店でどうぞ



「和合ゴルフ場前久月名古屋店でどうぞ」

この文言はまさに今の季節、冬から春にかけての東海地方のテレビではおなじみのものですね。

以前、「名西ニュータウン」や「圓満寺霊苑」が一体どこにあるのか、CMを見ただけでは判らないという話題を取り上げましたが、「和合ゴルフ場」というのも、近隣にお住まいの方でないとなかなかわからないのではないかと思います。もちろん「中日クラウンズ」の会場としても有名ですが、やはり所在地まで知るのはゴルフファンでないとなかなか難しいでしょう。

「和合ゴルフ場」こと「名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース」の所在地は愛知県愛知郡東郷町です。では『久月名古屋店』も東郷町にあるのか、というとそうではありません。『久月名古屋店』の所在地は日進市浅田。でも信号一個分の目と鼻の先です。これは国道153号豊田西バイパスが境界となって北側が日進市、南側が東郷町だからです。

しかし、このどちらも “名古屋” 市内ではありません。確かに、更に西側へ1キロほど行くと名古屋市天白区となるので、名古屋と呼ばれる土地から全く離れているとも言えないのですが、にしても名駅や栄からは遠いですよね。全国各地に「久月」さんの直営店舗がありますが、都市名を冠した店舗が、その都市の中心部からこれほど郊外にあるところは他にはありません。

ただ、「久月」さんの人形を取り扱うお店が直営店以外にもあり、名古屋市内では「名鉄百貨店本店」や「三越名古屋栄店」でも取り扱われています。あえて中心部に直営店を構える必要もないということなのでしょうね。

著者近影(ウソ)

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