名古屋・東海ローカルCM 備忘録

名古屋を中心とした中京圏の70年代から90年代にかけて放送されていたCM動画を主に取り上げています。
動画サイトに数多アップされているCM動画を、自分が探しやすくするためのメモみたいなものです。
…のつもりで始めましたが、最近では単なる愚痴や共感を得られるあてもない儚い自己主張の場と化しています。

マリエール

疾走倫敦



昨日も話題にしました『マリエール』さんの90年代のCM。音楽は元・アクエリアスの原淳さん、CMの監督は映像作家の平山聡さんによって制作されたものです。

名古屋で制作された作品であることは以前から申し上げておりますが、このCMに関しては企業名を差し替えて全国各地の結婚式場のCMに使用されたため、放送された各地でその地域のご当地CMだと認識されています。つい先日もSNS上でこのCMの各地のバージョンをまとめたポストを見かけましたが、ただこれはいつもそうなのですが、いわば本家と言っていい『マリエール』さんのバージョンだけ取り上げられていなかったり、ポストへの反応も東海三県の方からからのものが薄い、もしくは全くないということが多いのが残念でなりません。

バブル経済の余韻もかろうじて残っていた時期に制作された作品ということで、イギリス・ロンドンでのロケーションが敢行されています。そしてこのメリー・サハラさんの歌う「約束の出逢い」がCMをより一層印象的にしています。豪華な映像と佳曲が多くの人たちの心を捉え、30年ほど経った現在においても記憶に刻み込まれているというわけですね。

夢の成れの果て



幼い頃の私に、今の私・・・つまり成れの果ての日々の生活を見せてあげたとしたら、さぞかし悲観するでしょうね。それとも、あんなふうにならないようにしようと奮起するのでしょうか。でも、結局私は私なんですよね。人生やり直せたとして、同じ道しか辿れないんだと思います。

One Dear Scene



Mellie Saharaさんの歌う「One Dear Scene」が使用されていた頃のCMで、30秒版です。15秒版は以前取り上げたことがありますが、30秒版はありませんでした。というかそもそも『マリエール』さんのCMで30秒版ってあまり見かけませんよね。

アフリカへ行きたい



なぜか背景に織り込まれているアフリカの情景。これはバックに流れる「One Dear Scene」を歌っているのが、メリー・“サハラ” さんだからでしょうか。『マリエール』さんで式を挙げたカップルが行くハネムーンの定番はアフリカ旅行だったりして。

ONLY WOMAN



ジェンダーレスの世の中に於いて、結婚には男女が揃わないといけないという固定観念は断ち切らないといけないのかもしれません。

だからいいのです。このCM、女性しかいません。

取り残されたの私のほうで



営業終了する「結婚式場」にもさらに新設の見通し…ワクチン大規模接種会場 愛知で7月から新たに4か所(東海テレビ)

ワクチン大規模接種会場がどこになるのだろう、という関心で記事を開いてみたのですが、結局どこの結婚式場が営業終了するんだ、という点が気になって・・・。

6月に閉鎖の結婚式場…「マリエール豊橋」がワクチンの大規模接種会場に 愛知・東三河5市の住民対象(東海テレビ)

愛知県は “結婚式場” 発祥の地と言われていますし、当然その数も非常に多い地域だったのですが、それでも近年その数を急速に減らしてますね。私のような、結婚したいのにいい歳になっても結婚できずにいる男がたくさんいることがその原因なんでしょうが、結婚しても人生の残りが少ないことを考えると、結婚したいとも言えなくなってきてしまいました。そんな状況の人間が多い世代が、悪いことに最も人口の多い年代・・・。

高齢者接種が終了したら、今度は20代から30代の若い世代に接種していこうと考えている自治体もあるみたいで、どれだけ取り残されるんだ、我々の世代。

がんばれキラメイト



「平安閣」を名乗る結婚式場は全国各地にあり、様々な事業者によって運営されているのですが、こちら『名古屋冠婚葬祭互助会・平安閣』さんが全国で一番最初に「平安閣」を名乗った事業者でした。ただし、このCMで示される3つの結婚式場はそれぞれ別々に設立された法人が運営しており、大曽根は『平安閣(名古屋)』法人、一宮は『平安閣(一宮)』法人、八事に関しては両法人の沿革にそれぞれ掲載されているという複雑な関係性を伴っています。またのちに、大曽根は『名古屋平安閣』となり、その後『ブライドスクエア美翔苑』、現在は『美翔苑』を名乗っています。そして八事と一宮はそれぞれ『マリエール山手』と『マリエール一宮』(現:マリエールガーデンバーベナ)に改称されました。ちなみに余談になりますが、葬祭事業に関しては双方の法人とも同名の『平安会館』として運営されており、これは同じく過去に「平安閣」を名乗っていた『出雲殿』さんが、浜松側・愛知側双方の法人とも同名の『イズモ葬祭』を名乗り別々に運営しているのと似ています。

特に『マリエール』さんに関して言うと、改称後のCMは海外ロケの多用や、印象的なオリジナルCMソングが制作されていたりと、全国的に放送されても遜色ないような、CMに力を入れている結婚式場の印象がありますが、「平安閣」時代はこのようにオーソドックスな、いわばローカルCM然としたCMだったんですね。

そもそも、結婚式場のCMと言われなければ、何のCMなのかわからない感じです(笑)。

約束の出逢い



先日取り上げた1993(平成5)年の『マリエール』さんのCM。こちらで使用されていた印象的な曲は、Mellie Sahara(メリー サハラ)さんが歌う「約束の出逢い」という曲で、CMのコピーとリンクしていることがお判りいただけるかと思います。

そして、本日取り上げた前年(1992年)のバージョンでも、おなじくMellie Saharaさんの歌う「One Dear Scene」という曲が使用されていました。こちらも壮大で印象的な曲ですね。

双方とも、曲の制作は元・アクエリアスの原淳さんによるものとのこと。つまり名古屋で制作されたものということになりますね。

すべてはあなたに出会うためのストーリー



言わずと知れた『マリエール』さん。

そして・・・



『ロイヤルパレス阪神』さんバージョン。

こんなこと言うと、近畿の方々にまたまた無用な反感をかってしまうのでしょうが、このCMの雰囲気は、『マリエール』さんバージョンのナレーションとロゴマークにあうように制作されていると言っても過言ではないですね。これは私が愛知県出身であるための贔屓なんかでは決してなく、近畿以外の地域の方が余計な先入観なしに比較しながら観れば、同じように感じるはずですよ。

「全てはマリエールに出会うためのストーリー」

なのです。

土曜日には土曜日らしいCMを



これも土曜日の深夜によく見たCMです。夜更かしできる喜びと深夜番組の楽しみが蘇ってきます。

著者近影(ウソ)

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