名古屋・東海ローカルCM 備忘録

名古屋を中心とした中京圏の70年代から90年代にかけて放送されていたCM動画を主に取り上げています。
動画サイトに数多アップされているCM動画を、自分が探しやすくするためのメモみたいなものです。
…のつもりで始めましたが、最近では単なる愚痴や共感を得られるあてもない儚い自己主張の場と化しています。

中部日本ビルディング(中日ビルTOWN・中日パレス・中日劇場)

どうしちゃったんだろう



ただでさえお正月気分だとかめでたい雰囲気が失われてきていたところへ、こうも胸が締め付けられるようなことが次から次へ起こるなんて・・・。もちろん、全て偶然なのは分かっていますが、なにか心理戦でも仕掛けられているような、そんな妄想すらわいてきます。

あの頃のお正月が懐かしくてたまらない。

ご安全に



名古屋・栄で歩道が陥没 幅4.3m・長さ8.6m・深さ3.6m…通行を規制中(メ〜テレ(名古屋テレビ))

8年前には、JPタワー名古屋の建設工事現場から漏水が起こり、地下鉄名古屋駅が冠水したことがありました。

なにとぞ安全第一でお願いしたいと思います。

そして、ナゴヤンエレガンス



バカにしているようなタイトルですみません。

新中日ビルは栄地区で最も高い31階建てに 高層階にロイヤルパークホテルズが入居(メ〜テレ(名古屋テレビ))

ぼやかした表現になっていますが、ホール的な施設が設けられるのは間違いないようです。CBCのニュースにいたっては「中日劇場が多目的ホールに生まれ変わる」とまで説明されていますが、中日劇場の席数約1500席に対して、新ホールは600人収容予定と、大体半分ほどの規模になるということでしょうか。この辺りがCBC以外の各社が表現をぼやかした理由かもしれませんね。

ともかく、地位低下と揶揄されてきた栄に対して、桜通沿いの住友商事ビル再開発に引き続き明確にその概要が示されたビックプロジェクトとなりました。

テーマは「継承」…高層化される“新”中日ビル 現在のデザイン踏襲した外観に 2024年度開業予定(東海テレビ)

新ビルの意匠に、現ビルの意匠がオマージュとして取り入れられていることも評価してよいのではないでしょうか。これを契機に、同様に栄地区周辺で噂されている各ビッグプロジェクトに対していい影響を与えて欲しいですね。

季節はずれのメリークリスマス



↑これしかなかったもので・・・。




というわけで、本日をもちまして『中日ビルTOWN』さんは一部店舗を除いて営業を終了します。

中日ビル自体は3月末までの営業とのことですが、「中日劇場」、「中日パレス」が既に閉鎖した状況で、我々一般市民にとって最後の馴染みの場であった『中日ビルTOWN』の営業終了は、事実上の中日ビルの終焉と言ってよいのかもしれません。

そして、昭和の雰囲気を色濃く残す建物がまたひとつ姿を消すことになるわけです。「丸栄」にしろ、先日話題にした「栄町ビル」にしろ、その昭和感は、すなわち私にとっての “名古屋感” であったりもするのです。「ゲートタワー」や「ミッドランドスクエア」、「大名古屋ビル」に感じる “名古屋感” は、平成の名古屋感であり、同じ街、同じ町内にありながら、昭和のそれとは全く別のものなので、私には若干の違和感というか、そもそも別のものとして認識している・・・。

でも、その平成ですら間もなく終わりを迎えます。昭和どころかこの平成ですら過去のものとなっていくのです。“新” 中日ビルの完成までこのあと5年の年月がかかりますが、常々申し上げてきたように「名駅も栄も」が今後の名古屋という街のあるべき姿であり、それを実現するための起爆剤のひとつ、またランドマークとして、ぜひ計画通りの威容を誇る “ビルディング” が建ちあがって欲しいものです。

最後の歳末



中日ビルも最後のクリスマスを終え、最後の歳末を迎えているわけですが、ことこちらに関しては未来が開けている。

高さ170メートル31階建て 新中日ビルは2024年度に完成予定 名古屋・中区(中京テレビNEWS)

当初の計画規模が、実際に着工されると大幅に縮小されてしまうのが、愛知県内の再開発のいつものパターンですが、なんとかこのままの規模で計画が進んで欲しい。

栄の宮殿

無題

Yahoo!ニュースや全国ニュースにまで取り上げられてた中日ビルの建替の話題ですが、この地方の人以外にとってはあまり感慨深いものではないのかもしれません。でも、中日ビルには中日ドラゴンズの本社もありますし、中日劇場での公演が全国ネットの番組で告知されることもありますから、全く他地方の人たちの関心を得ない話題ではないのかもしれませんが。

中日劇場の閉鎖や中日文化センターの移転は記事に取り上げられていますが、『中日パレス』について言及している記事はあまり見かけませんね。でも、CMという観点から見れば、中日ビルに関連するCMではこちらのCMを最もよく見かけたような気がします。私たちにとっては劇場同様こちらの閉鎖も淋しいですよね。中日パレスで結婚式をなさった方や、参加者として列席されたという方も多いことでしょう。

10年後の未来

無題

名古屋の中日ビル建て替えへ 劇場は18年春に閉鎖(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

これが閉塞感漂う栄周辺の雰囲気を打破する風穴となればいいのですが、単に老朽化でビルを壊したいだけの意向なら、中日新聞社のその時々の経営的な動向も加味されて、再開発はあまり期待できないものになってしまう恐れもあります。立地的にも、御園座のように高層マンション併設という場所ではなさそうですし、かといって今の名駅周辺のようにオフィスを大量に供給して果たして埋めることができるかどうか、どちらにしろなかなか厳しいものがありますよね。いっそ発想の転換を図って集客の見込める全く異なるタイプの施設を誘致してしまうとか考えていかないといけない局面なのかもしれません。

50年前の竣工ということは、旧大名古屋ビルヂングとほぼ同じ年代の建物。新ビルの竣工は2020年代半ばの完成を予定しており、大名古屋に遅れることほぼ10年で代替わりということになります。その時間感覚も気になるところですし、何より中日劇場が消滅してしまうというのは淋しい限りです。代わりの(劇場的)施設も検討しているとのことですが、今の中日ビルに感じる“文化的”な雰囲気を再開発後も残すことができたら初めて成功だと呼べるのでしょうし、名駅地区の再開発とは違う、栄地区の未来の方向性も示していけるのではないかと思います。
著者近影(ウソ)

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