名古屋・東海ローカルCM 備忘録

名古屋を中心とした中京圏の70年代から90年代にかけて放送されていたCM動画を主に取り上げています。
動画サイトに数多アップされているCM動画を、自分が探しやすくするためのメモみたいなものです。
…のつもりで始めましたが、最近では単なる愚痴や共感を得られるあてもない儚い自己主張の場と化しています。

星が丘グループ(星ヶ丘ボウル・星ヶ丘スポーツP&S など)

キミと僕の



『星が丘ボウル』さんが本日、12月5日をもちまして53年の歴史に幕を閉じます。

オープンは1970(昭和45)年の12月5日。つまり53年前の今日。当時の星ヶ丘と言えば、その3年前の1967(昭和42)年3月にすでに東山公園まで開業していた地下鉄東山線が星ヶ丘まで一区間のみ延伸開業、その2年後の1969(昭和44)年4月には星ヶ丘から藤ヶ丘(現:藤が丘)までが開業しています。『星ヶ丘三越』さんにいたってはこの時まだ開業しておらず、4年後の1974(昭和49)10月にオープンしました。

開業当時は、1フロアに100レーンが設けられ、これはなんと世界3位の規模だったそう。いかにもボウリングブーム華やかなりし頃の巨大都市名古屋を象徴する施設だったことがうかがえますが、それも寄る年波には勝てず、かと言って再びボウリング場を建替えて再オープンするほどその需要はないのは明白です。今年はやはり老朽化が理由とされた『名鉄レジャック』さんの閉業に伴い「レジャック・ボウリング」も営業を終了していますが、先ごろ名鉄の名駅再開発の計画進展がリークされ、こちらに関しては新たなランドマークに生まれ変わることがほぼ確実の状況となっています。星が丘においても、名古屋随一の人気おしゃれタウンであるその地域性を活かして、また更なる魅力度アップを図れるような再開発が期待されます。

WITH YOU



名古屋市民の皆さんとともにあった施設なのかもしれません。

ボウリング場が消える…「客足は戻ってきていたが 老朽化は待ってくれなかった」 星が丘ボウルが12月5日で営業終了 地下鉄星ヶ丘駅エリアで53年の歴史に幕 名古屋(CBCテレビ)

私は名古屋市民でもないし、そもそも愛知県民ですらない。でも、『星が丘ボウル』の名前を聞いて懐かしく感じるのは、遠距離受信していたテレビの画面にこうして『星が丘ボウル』さんのCMが頻繁に流れていたからです。この英語の歌詞の曲を聞くと悲しくなってきます。おそらく上のCMは『ミックスパイください』(中部日本放送)を録画したものから拾ったもののはずですが、これら90年代の『星が丘ボウル』さんのCMはなぜか土曜深夜の印象が今も強いです。どうしてなんでしょうね。そう感じているのは私だけなのでしょうか。

「レジャック」閉鎖の理由も「アネックス」閉鎖の理由も “老朽化” でした。これらは現在のところ後継施設の再開発に関する情報がまだ伝えられていません。果たして、『星が丘ボウル』の跡地は何になるのでしょう。未来の世界で、また新たな思い出を残していくような施設に生まれ変わってくれることに期待しています。

錦と星ヶ丘の間に



おねえさんのポッテリとした唇がなんともエロチックですが、夜のお店のCMかと思いきや、なんと『星ヶ丘スポーツP&S』のCM。終盤で映し出されるカーリングやスケートを楽しむ家族連れの映像とは180度世界が違うみたいに感じられます。夜と昼、いや錦と星ヶ丘の違いといったところでしょうか。

ちなみに、この曲。どこかで聞いたことがあるような・・・。たまたま似ている曲というだけのことでしょうが、思い出せない・・・。

親切指導



40年ほど前の『星が丘自動車学校』さんのCMですが、当時は『星 “ヶ” 丘自動車学校』と表記されています(私にとってはやはり後者の表記がしっくりくるのですが)。こちらも『星 “が” 丘グループ』さんの一事業であるので当然なのですが、40年の間のどこかの段階で変更が行われたということなんでしょうね。大体、「ギャラン・シグマ」という響きが遠くに過ぎ去った時代を感じさせています。

絵になる二人



「パ・ド・ドゥ」のおねえさんが消え、「絵」になってしまいました。アニメーションというよりは、日本のテレビアニメ草創期の “電気紙芝居” と呼ばれた頃の動画を彷彿とさせる絵となっております。

もちろん、「パ・ド・ドゥ」のお二人はどこへ行った、という疑問はあるのですが、それ以前に90年代の『星ヶ丘ボウル』さんのCMって、60年代のアメリカ的な雰囲気の大人な雰囲気が漂うCMが定番だったのに、それもどこへ行っちゃったんだ、って感じです。

CITY RESORT



『星ヶ丘スポーツP&S』は、現在の『星が丘テラス』さんの場所にありました・・・

・・・と書かなければいけないほど、昔の話になってしまっているんですね。大体、『星が丘テラス』ができたのはつい最近だと思っていたらもう16年以上も前。もう、頭がクラクラしてきちゃいました。

夏は室内プール、冬はスケート場、ということで “P” & “S” というわけです。プール施設はどこも、冬になるとスケート場に転換するのが定番ですが、みよし市(当時三好町)の『三好流水プール』のように、冬になると名称が『三好スケートリンク』になる(ただし施設全体の名称は『三好リッチランド』)のではなく、あらかじめ『星ヶ丘スポーツP&S』と称して通年営業されていたわけです。

870円



常滑から星ヶ丘までの電車賃です。もちろん2018年現在の、おまけに金山で名城線左回りに乗り換えて、本山で更に東山線に乗り換えた場合に限る運賃ですが・・・。

常滑の地でとことん愛してブブンブンしてた「パ・ド・ドゥ」のおねえさんは、ほぼ同じ頃星ヶ丘にも出現していたんですね。両方のCMともよーく見かけましたし、未だにちょくちょく歌も口ずさみますが、こちら『星ヶ丘ボウル』さんのCMに出演しているおねえさんも「パ・ド・ドゥ」のお二人だったとは知りませんでした。って言うか、常滑の方は完全に休日のOLさん風って感じなのに、こちらはウサギちゃんですよ(笑)。同じ人たちだって思いもしませんでした。まあ、ウサギ姿がふたりともかわいいから許しますけど。

スペースシティ



タモリ氏が名古屋に対して特別な“負”の感情を抱くようになったのは、名古屋在住(居候?)時代に接した※名古屋の人々にあまりいい印象を持たなかったことと、坂道が好きな氏にとって平坦な名古屋の街の地形が面白くなかったからだと、何かで知りました。それがイグアナと並ぶ彼の代表的な芸であった“名古屋攻撃ネタ”に繋がっていったんですね。

名古屋の街が平坦に感じるのは、名駅や栄近辺を単体で見た印象でしょう。それでも例えば尾頭橋から金山にかけてとか、名駅から堀川を越え伏見・丸の内にかけて移動すると、平地から台地に上がる感覚を感じるものですが、あの程度では彼にとっては“高低差”とは呼べないのかもしれません。

そんな平坦な名古屋の街も、中央本線以東ではそこそこ起伏が生じてきますよね。東山線の駅名を見てもわかります。「本山」「東山公園」「星ヶ丘」「藤が丘」…。海とほぼ変わらないレベルの名駅周辺から、台地上の栄、そして東部丘陵地域と、地勢は変化しているのです。でも、タモリ氏にとって名東区方面は“名古屋”とは呼べない地域なのかもしれませんが。

ともかく、名古屋のおかげでタモリ氏がめでたく密室芸のネタの一つにたどり着けたことで、記者の取材力が乏しくて毎週のようにページが埋まらない例の雑誌の埋め草に、この“名古屋バッシングネタ”が都合よく使われています。記者もこの程度の記事でやり過ごすことでもお給料が貰えてしまうことに気付いてしまい、編集長以下こりゃラクだわと味を占めてしまったのでしょう。もはや連載と呼んでもいいくらい、スペースシティならぬ「スペースご指定」の様相を呈しております。

※大学卒業後、名古屋に居候していた時期がある、との話を聞いたことがあったのですが、どうも大学時代に名古屋出身の知人の部屋に居候していた、という話が変質して伝わったことのようです。失礼しました。

著者近影(ウソ)

記事検索
アーカイブ
コメント
カテゴリー
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

アクセス数

    • ライブドアブログ