多くの世代の方にとって懐かしさを感じるCMではないかと思われます『日本文化センターテレビショッピング』。今日取り上げるのは1981(昭和56)年年末のものですが、冒頭のフクロウが小首をかしげる映像以外は、おそらく1990年代の初頭まで全く同じフォーマットで放送されていたのではないでしょうか。同様のテレビショッピングとして『日本直販』さんと『二光』さんがありましたが、『日本直販』さんのほうは電話番号は読み上げだったため、『日本文化センター』さんや『二光』さんのような放送エリア別に電話番号を歌い上げる区別はされていませんでした。『二光』さんも『日本文化センター』さん同様、昭和50年代後半から平成初期までテレビショッピングを放送していたはずですが、やはり電話番号を歌い上げる音源は変更されなかった(ただし、放送期間中に市外局番が変更された地域においては差し替えが行われましたが、名古屋地区は市外局番が変更されていませんのでずっと同じものが使用されていました)ものの、昭和の終わりごろになると毒蝮三太夫さんが起用された「まむしの二光お買得情報」というフォーマットに変更されたりもしていました。でもその後また旧に復しましたが。
とにかく、この『日本文化センター』さんに関しては、見る限り平成の初頭に放送されていたものとほとんど差異がないため、逆にこれが1981年に放送されていたかと思うと、なんだか妙な感じがしてしまいます。同時に録画されているその他のCMを見ていくと、なおさらそう感じます。