風邪引いて学校を休んだ時とか、お腹痛いふりしてズル休みした時、よく見たCMです。『キユーピー3分クッキング』前に、サンロード地下街の店舗毎の静止画CMとセットで放送されていました。

当時のCBC版3分クッキングの特徴だった、穏やかなテーマ曲『恋とはどんなものかしら』も思い出されますが、でも、このCMに関しては穏やかさとは違うものを感じました。なんでもない静止画CMのはずなのに、見るたびになぜか妙な感覚をおぼえます。少し心がザワザワするような。

リス(?)の絵。親子の会話…。本来はホッコリするような要素が盛り込まれているのに、なぜか怖いのです。あげくの果てに、最後の最後、商品名にエコーがかけられ、その余韻のままCMは終了。これではホラーVTRですよ(笑)。

昭和57・8年くらいの今の時期(夏休みシーズン)には、CBCでは10時台に『黄金バット』と『妖怪人間ベム』(日本製の作品ではなかったのでどことなく薄気味悪い雰囲気が漂ってました)がセットで放送されていたりなんかして、それはそれは食べていたアイスが不味くなるったらありゃしませんでした。この辺のチョイスと『フロアーユートン』に至る流れは、きっと中部日本放送様が、暑い夏場の私たちに与えてくれた、一服の清涼剤だったのかもしれません(笑)。